ご挨拶

これまで病院勤務において、一般外科・消化器外科を中心とした専門性の高い医療、および救命救急医療に携わってきました。医療以外を知らずに年齢を重ねてきたことに気付くことになり、2022年4月に兵庫県立大学大学院へ入学して病院経営を学びました。そこで、人口の高齢化から多疾患併存が一般的となり、医療は複雑化している現状を知りました。高度化した医療は細分化し、個人の医師では全身管理が必要な地域医療のニーズを満たすことが困難となってきました。しかし、厚生労働省により地域包括ケアシステムの構築が進められる中で、地域医療を支える医療機関の重要性が増しています。亡き父は、1972年から2010年まで姫路市北条口2丁目（旧：和泉町）で辰巳内科診療所を営んでいました。自分も生まれ育った姫路市で、救急医療や外科手術の経験を生かして地域医療を支える一員になろうと考えるようになり、この度、野里地区で辰巳クリニックを開院するに至りました。
来院患者様の悩みに対して真摯に向き合い、問題点を整理して解決策を導く医療を目指します。そして、いつも新しい一歩を追求してイノベーションを継続したいと考えています。その一環として、今回、社会的需要が高まる美容医療も始めることにしました。この分野は看護師の妻と共に、根拠を持って十分に納得ができるものを提供し、順次、内容を拡大していきたいと思います。末永く、よろしくお願い致します。

辰巳クリニック
院長 辰巳 嘉章